賃貸借契約前にある重要事項説明とは何かご存じでしょうか。
賃貸借契約が成立するまでに重要事項説明をしなければいけないと宅地建物取引業法で決められています。
そこで本記事は、賃貸借契約前の重要事項説明とはなにか、ポイントやIT重説についてご紹介します。
賃貸借契約における重要事項説明とは?
賃貸借契約における重要事項説明書とは、宅地建物取引士が借主または買主に物件や条件に関する一定の重要事項を説明し交付する書面のことです。
不動産の取引条件などは内容が難しいため、契約前に宅地建物取引士が借主や買主にわかりやすく物件の内容を説明してくれます。
借主や買主を守るための書面なので、借主や買主が誤った判断で契約することを防止する役割があります。
また、不動産会社が書面を交付し宅地建物取引士が面談して口頭での説明後、契約に進みます。
賃貸借契約前の重要事項説明書で確認すべきポイントとは?
賃貸借契約書における重要事項説明書で特に確認すべきポイントは、ライフラインと解約予告期間です。
水道・電気・ガスといったライフラインは自由化になり、ほとんどの物件が借主が会社を選んで契約することが可能です。
ガスは、都市ガスとプロパンガスに分かれるため注意しましょう。
解約予告期間の確認も大切で、関東では日割り計算、関西では月割り計算とルールが違うため注意が必要です。
精算方法は、契約書にきちんと日割りか月割りか記載されているためきちんと確認しておいてください。
他の確認すべきポイントは、更新料・更新手数料・保証料の金額やいつ払えば良いのかです。
また、禁止事項を知らずに破ってしまった場合、近隣住民の方とのトラブルにもつながるため、きちんと禁止事項も確認するようにしましょう。
賃貸借契約前の重要事項説明のIT重説とは?
IT重説とは、宅地建物取引士が重要事項説明をテレビ会議などのITを活用しておこなうものです。
従来は対面で説明をしなければいけませんでしたが2017年からパソコンやテレビなどの機器を利用して、オンラインで説明を受けられます。
説明や質疑応答がスムーズにおこなえるネット環境があれば、自宅などにいながら重要事項説明を受けられるようになりました。
IT重説は、賃貸借契約に関する取引に限定され、対面と同じように宅地建物取引士が賃借人に、重要事項説明書を事前に交付することが必要です。
まとめ
賃貸借契約前にある重要事項説明とは、宅地建物取引士が契約前に難しい内容を簡単に説明してくれます。
重要事項説明書で確認してほしいポイントは、ライフラインや解約予告期間です。
また、オンラインで説明を受けられるIT重説があるため、忙しくて時間がなかなか取れない方でも説明を受けることができます。
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